フジテレビの日枝久会長が、謝罪会見の裏で豪華な宴会を行っていたことが明らかになり、メディア界に衝撃を与えています。日枝会長は、富士メディアホールディングスの代表として40年近くにわたり、その権力基盤を築いてきました。しかし、最近、米投資ファンドのダルトンインベストメンツから辞任を求める声が上がる中、本人は辞任の意向を示していません。
報道によると、日枝会長の権力の象徴として知られる「大名行列」は、毎年12月下旬に行われるもので、彼は社長や幹部を従えて各局を訪問します。そこでは、寿司やお酒が並び、アナウンサーたちは乾杯を強要されることが常態化しています。このような文化が長年続いてきたことに、多くの社員が驚きを隠せません。
さらに、日枝会長の影響力は全国に広がっており、地方局の幹部たちも彼の機嫌を取るために奔走しています。例えば、新潟のNST新潟総合テレビでは、豪華な会食が行われ、女性アナウンサーが接待役を務めることが常態化しています。これにより、日枝会長は多額の役員報酬を得る一方で、実際には地方局にほとんど足を運んでいないとの声も上がっています。
今後、日枝会長の辞任が現実となるのか、注目が集まる中、社内外では新たな経営者の登用を求める意見も出ています。日枝会長の権力の行使がどのように変わっていくのか、そして彼の長年の影響力がどのように終焉を迎えるのか、今後の動きが注視されます。